POINT
- 日本語
- English
- 踊り場の大きな階段を移動し、ダイニングスペースを確保
- 家族の顔が見える、アイランドキッチン
- 独立シンクのあるカップボード
- キッチンスペースを彩る、フロアタイル&エコカラットの壁
- 小上がりになっていた和室をバリアフリーで段差の少ない居間に
- 庭石、植木をすっきりとさせた、和モダンな庭と門屋
- A spacious staircase with a landing relocated to secure a dining area
- An island kitchen where the whole family can be seen
- A cupboard with a standalone sink
- Floor tiles and Eco-carat walls adding charm to the kitchen space
- A former raised tatami room converted into a barrier-free living area with minimal steps
- A sleek Japanese-modern garden and gatehouse with simplified landscaping and plants
STORY
富田林市で手掛けた古民家リノベーション事例のご案内です。
代々、受け継がれてきた旧家・古民家のリノベーションをご紹介致します。
親子3世代、お施主様夫妻、そのご両親、成人された2人のお子様 計6人でのお住まい。
ご相談を受けた内容は、旧家ではよくあるお悩みです。
- キッチンが古くなっている事、使い勝手が悪い。
- ご両親のために、和室部分の段差を解消したい。
- 庭石や植木を整理してすっきりとした外構にしたい。
- 駐車スペースが狭いので、門屋を改修し、出入り口を設けたい。
お子様の成人され、ご両親も高齢となり生活スタイルがシフトしてきている中、主導権がお施主様夫婦に移ったことで、リノベーションを検討し始めたの事。特にキッチン周りは昔ながらの壁付けタイプ。調理スペースは広いものの、使い勝手の良い、対面キッチンへの憧れも。昔ながらのキッチンでしたが十分なスペースはあり、大きな不自由はなく過ごしておられたのですが、打ち合わせをする中で奥様のこんな”思い”をお聞きしました。
”お台所に立っている時、ダイニングの様子がわからない、会話に入りにくく、寂しいと感じる事がある。”
この言葉をお聞きし、カウンターの高さがあまりない、ダイニングとの一体感のあるキッチンを目指しました。ダイニングとキッチンの間に構造上重要な柱がある事、居間には大きな踊り場の階段がある事で、スペースに制限がでてしまい、ダイニングテーブルをキッチンエリア内に置いている状態になっていました。この居間スペースを生かすために、階段の踊り場を小さくし、上り始め位置を移動することで、ダイニングスペースを広くとる事ができ、結果アイランドキッチンを実現する事ができました。
BEFORE & AFTER
後ろのカップボードには独立シンクがあり、洗い物や調理で使う水など、同時に使用ができるほどのゆったりしたスペースになりました。広々としたキッチンはご主人様や、娘様が一緒に立ち、作業する事が可能です。
また、ご両親のために和室を洋室へ変更する事で段差を解消し、縁側を部屋に取り込んで広々としたリビングを実現しました。和室も残したいというご意見から、和室に繋がる建具と融合させ、どちら側から見ても違和感のないデザインを目指しました。
もうひとつのお悩み、お庭の整理です。
昔ながらの庭石や大きな植木などが家の前にある事、敷地の都合上、車庫までの車の通り道がかなり狭く、車の出し入れに苦労されていました。庭の手入れや維持も考え、スッキリとした庭で且つ家の雰囲気を壊さないデザイン、そして車の出入りを別に門屋を作ってできるようにと希望され、実現したのがこのお庭です。