実家をリノベしてセカンドライフを過ごす
POINT
- 日本語
- English
- U字のお家に合わせたウッドデッキ
- 庭を楽しめる大開口の窓
- 想い出がよみがえる、当時の印象を残した天井
- シラスを使用した塗り壁
- A U-shaped house complemented by a wooden deck.
- Large windows to enjoy the garden.
- A ceiling that preserves the nostalgic charm of its original design.
- Plastered walls made using natural Shirasu (volcanic ash).
STORY
セカンドライフを生まれ育った奈良で過ごすと決意されたご主人。長年、関東にてお勤めされ、ひと段落ついたタイミングでの移住を決断されました。次の住み家は、幼少期を過ごされた、ご実家。定期的に空気の入替等はされていたものの、空き家となり活用方法を検討されている段階にて、お声がけを頂きました。
遠方からのお打ち合わせでしたので、旅行ついでに奈良にお越しになられたタイミングや、オンラインでのお打ち合わせをさせて頂きました。
築50年ほどの建物と言う事で、建物の傾き、設備の老朽化が大きな課題となりました。特に水回り関係については、傷みも多く構造の改善に取り掛かりました。リノベーションは現場でのイレギュラーが発生します。長年リノベーションを行っている、当時の建物の建築経験がある、設計、大工が対応する事で、コストと耐久性のバランスを考えながら、対応を行いました。
元の間取りは細かく部屋が分かれており、一つ一つのスペースが小さく感じられる間取りでした。特にキッチンダイニングは現代の住宅ではあまりない、小スペースとなっていました、食への関心が高い、ご夫婦にはかなり手狭に感じておられたと思います。
建物の形からL字でのLDKとなったため、コーナーを活かした、大開口の窓、そしてウッドデッキを付ける事で、解放感のあるLDKを実現しました。天井は和風の感じを残す事で、ご主人様が幼少期のなつかしさを感じれるようなデザインに仕上げています。