家づくりで、最も大事なことってなんだろう? 2
いつもありがとうございます。横尾です。
早いものですね。もう秋も終盤です。安塚は雪がたくさん降るのでそろそろ準備が必要です。
さて、今回のお話のKEYWORDは、自分自身で考える家づくりです。私がたくさんのお施主さんを見てきて、不思議に思うことがあります。
それは、同じ収入で、同じ借り入れの方でも「あ~。本当に家を建ててよかったな~」と言う人もいれば、「あ~ちょっとはやまったな~」と言う人もいるということです。借入額や建築時期に正解というのはないのでしょう。30才で建築する人がいれば40才で建築する人もいる。人それぞれです。正解はありません。
では、正解がないにもかかわらず、成功したと感じる人と、後悔する人がいる。 その違いは何か?
それは、家づくりをはじめる前にする「覚悟」のような気がします。覚悟ができるだけご家族で、ご夫婦で考えたか? 考えなかったか? ただそれだけ。そして、家づくり、土地選びに成功された方は、家づくりをする前に、ご家族で、ご夫婦でとことん話し合いをしています。そして、自分たちが進むべき道を、何らかの形でイメージしています。失敗した人は、家づくりをした後に、イメージしようとします。だから、家づくりの後にもかかわらず、見学会に行きます。土地や住宅のチラシを見ます。借金で悩みます。人の家をうらやましがります。
「家は3回建てないとわからないよね。」よく言われる常識です。ただし、これからの低成長期は、この言葉はほぼ具体性がありません。なぜか?
もう給料が20倍、30倍になった時代は過去の話だからです。(中国にお住まいの方は、これから3回建築できるかもしれませんね。)
実は、ご夫婦で、ご家族で考えるために必要なのは、時間ではありません。長くだらだらと考えれば、家族のイメージがわくか? といえば答えは「NO」です。では何が必要か? というと、自分自身への効果的な質問、問いかけです。そこで今回は、あなたが家づくりをする際に、ご夫婦で、ご家族で、考えることをお手伝いするミラクルクエッションをお届けします。
★ ミラクルクエッション
・そもそも家や土地はあなたの家族に必要ですか? それとも必要ないですか?
・必要なのはなぜですか?
必要でないのは、なぜですか?
・家族の幸せを実現するための手段として、家づくりはどのくらい大切ですか?
・家づくりをすることで、何を実現したいですか? 何を手に入れたいですか?
・それらを実現するために、いつ家賃を払うことから、自らの不動産へお金を払うようにシフトしますか?
答えはすぐには出てこないかもしれません。しかし、このような質問を頭に入れていただくと、ふとイメージがわいてくることがあります。