エアコンについて
皆さん、こんにちは。
ちょっと堅い話が続いたので、今日はちょっと息抜きで。
珍しい(?)ものを皆さんにご紹介したいと思います。
3.11以降の各地で原発停止をうけて、
電力供給の不安定化が問題になっていました。
それに加えて、昨今の円安がずっと続いていることで、
原油・天然ガスの輸入原価が高騰しています。
つまり、電気やガス、灯油などが
高くなってしまったということです。
これは、家造りを考えている方にも、大きく影響します。
お湯を沸かす装置、冷暖房機器などの選定に、
頭を悩まされている方も多いと思います。
弊社のお客様でも、年々、オール電化から、
ガスへ変更されるお客様の割合が増えています。
ただ、どちらも値上がるときは一緒ですので、
悩ましい問題です。
3.11以降、夜間の安い電力で熱源をためて暖房を行う
『蓄熱暖房器具』が、使いにくくなってきました。
メンテナンスフリーで、故障がしにくく、雪国の上越では
相性が良かったので弊社も長年使っていたのですが、
上記の理由でご紹介することが難しくなってきました。
特に、ここ1年ほど、冷暖房装置に悩んでいた自分ですが、
理想とするものは・・・
➀シンプルな構造で、故障が少ないこと。
➁現場での設置・施工が難しくなく、
他の部分に悪影響をあたえないこと。
➂省エネルギーであること。
➃効果がはっきりと体感できること。
➄手に届く価格であること。
というものを探していました。
特に、➀のシンプルで故障が少ないこと
は、とても大切なことです。
新居に住み始めてから、メンテナンス費用がかかりすぎるもの、
特に故障には莫大なお金がかかりますから、
気をつけてくださいね。
そんな中、先日、ある装置を確かめるために、
商社のショールームへ足を運びました。
そこは、新しい建材や器具を、
モデルハウスで実験しているところです。
私が注目したのは、
エアコンの持っている余った余熱(暖房熱、冷房冷気)を、
もう少し活用するという装置です。
もう少し具体的に説明すると、冷房・暖房をエアコンから
吹き出した(対流)したあとの配管には、まだ余熱があり、
この余熱を輻射パネルへ通してから、
室外機に戻すというものです。
●こちらは18畳用パネル
室外機 → エアコン → 室外機
室外機 → エアコン → 輻射パネル → 室外機
●内部の構造も確認
写真を見ていただけると分かるのですが、
構造は至ってシンプル。故障なんて、考えにくいです。
そして、この装置自身は、何の電源も要りません。
つまり、消費電力は、ゼロです。
この装置の良いところは、エアコンは、
どのメーカーのものでも構わないということです。
(上越は寒冷地なので、できれば中くらいの性能のものが
理想とのことでした。)
24畳用輻射パネルを接続して、真冬に、
1階フロアー約38畳を、24℃に保つことが可能とのこと。
エアコンの能力を、およそ30%
施工も難しくなく、冷房、暖房の両方に活躍してくれます。
楽しみにしていてください。
問題は、価格がちょっと高いこと(涙)
ここで価格の交渉を行います。
私の腕の見せ所、頑張らなくては!