お客様から多いご質問 その1
雪が消えて、春らしくなりましたね。春になっ た3月の見学会は、1年で一番多くのお客様が ご来場くださいます。そのときに、お客様から たくさんの質問をお受けします。これから家づ くり考えている方々が、どんなことを質問され るのか、皆さま気になりませんか?
ですので、今月号から数回に分けて、家づく りを考えている方々が、どんな心配や悩みを持っ ているのか、皆さまにお伝えしたいと思います。
よくご質問される内容は、以下の4つです。
【1】住宅会社・営業マンの良し悪しの見分け方について
【2】家の価格や、その他の費用について
【3】暑さ・寒さに耐えられる家なのか?
【4】地震にどの程度耐えられる家なのか?
この4つが、家づくりを考えている方々から 多く受ける質問です。
今月号は、皆さまが一番興味を持っている 『【1】住宅会社・営業マンの良し悪しの見分け方について』を、お話しします。
もちろん見分けるにはたくさんの方法があり ますが、その中でも、以下の4つの言動に注意 してください。
①しつこく年収を聞いたり、やたらと銀行の審 査に行かせようとする。
②突然自宅に訪問してきたり、電話をしてくる。
③必要以上に『建てどき』と連呼する。
④他社の悪口を延々と言う。
なぜ、これらで良し悪しが判断されるのか、 これからお話ししていきます。
①しつこく年収を聞いたり、やたらと銀行の審査 に行かせようとする。
そもそも普段の買い物で、いきなり年収を聞か れるような、失礼なことはありますか?ないですよね。年収は、実際に手取りでもらっている金額ではありません。
私たちは、あくまで手取りで生 活をしているので、「手取りの金額からいくらロー ンに回せるのか」を考えることが、家づくりの大 切なポイントです。
また、たくさんの銀行に審査をさせるというこ とは、あくまで住宅会社の都合でしかありません。
「一番多く貸してくれるところを探してきてください」と要求しているようなものです。
家づくりで大切なのは、「いかに、小さなロー ンにするか」ということ。すなわち、ローンで生 活が苦しくならないようにすることが大切なのです。
間違っても、「銀行がこれだけ貸してくれる のだから、ここまで借りても大丈夫ですよ」とい う営業マンさんの言葉を鵜呑みにしてはいけませ ん。
「無理のないローンの範囲にしてくださいね」 というアドバイスをしてくれる住宅会社・営業マ ンさんのほうが信用できますよね。
②突然自宅に訪問してきたり、電話をしてくる。
そもそも、突然の訪問や電話は、住宅会社・営業マンの勝手な都合でしかありません。
家づくり を考えている方々は、疑問点があれば、住宅会社さんへ電話やメールで問い合わせをして、きちん と回答を得ています。
勝手な訪問・電話は、そも そも相手の状況をきちんと想像できない、身勝手 な行為だと言えます。そのような身勝手な人に、 大切な家づくりを任せても大丈夫ですか?
③必要以上に『建てどき』と連呼する。一番多いセールストークは、「金利も安いし、 消費税が上がる前が最大のチャンスですよ!」と、いきなり契約を迫ってくるパターンです。この 台詞を言われると、建てなきゃいけないのかな? と心配になります。ただ、本当に金利が低いか ら建てどきなのでしょうか?
私が初めて就いた仕事は、ゼネコンの仕事で した。あれから 25 年以上経っているのに、実は 当時の初任給と、今の新入社員の初任給には大きな差はありません。
しかし、物価はおよそ年1%前後の上昇があっ たので、当時より物価が 20 ~ 30%上昇してい ます。つまり、今、家づくりを考えている若い 世代の方々は、「実質的に給料を下げられている」 ということになります。このような状況で金利 が高かったら、とても家づくりなんてできる状 態ではないのですが、幸い今は金利が低いまま 落ち着いているので、家づくりはしやすい状況 にはあります。
しかし、ベストチャンスという訳ではなく、 相当、慎重にお金の計画を立てて家づくりに向 かわないと、大きな落とし穴に落ちることにな ります。建どきではなく、「ローンというのは危 険性もあるもの」ということを説明して、慎重 に家づくりを進めてくれる営業マンさんが、一 番信頼できるのではないでしょうか。
④他社の悪口を延々と言う もし、あなたの知り合いに、人の悪口ばかり 言う方がいたら、あなたはお付き合いをされま すか?きっとそういった方とはお付き合いされ ませんよね。お子さまにも「人の悪口を言って はダメ」と教育されていますよね。 そもそも、他社の悪口を言う営業マンさんは、 残念ながらお客様の悪口も平気で言ってしまい ます。自分の営業・自分の会社に自信がないので、
「他社を攻撃することで、なんとか優位に立とう」 という心理が働いています。
本当にきちんと勉強された営業マンさんは、ライバル会社の素晴らしい点もたくさん知っている ので、敬意を持ち、それを何とか習得したいと考 えています。
ですので、決して他社の悪口を言う ことはありませんし、その必要も無いのです。
他社の悪口を言うことで、最も問題なのは、そ の会社及び社長が、「悪口を言う行為を容認して いる」ことにあると思います。
その会社全体が、 他社の悪口、お客様の悪口を言っても良いという 環境を作っているところが、最大の問題なのです。
やはり他社さんの良いところは認めて、敬意を表 すことができる営業マンさん、住宅会社さんとお 付き合いをする事が大切なのではないでしょうか。
もちろん、この業界は、他社の悪口を言ったり 言われたりしている業界です。当然、当社も悪口 を言われているようです。
最近、お客様から教えていただいた中に ( もちろん悪口ですが ( 笑 ))、
「横尾建設は、数人のお客様から訴訟を起こされ ていて、とても家づくりをできる状態ではありま せん。そのような会社で建てるんですか?」とい うものがありました。( 当社は訴訟されたことは ありませんし、今もされておりませんので、ご安 心くださいね。(笑))
お客様は家づくりの重要な情報を知りたいのであって、他社さんの悪口なんて聞きたいと思っていませんよね。
他にも見分ける方法があるかもしれませんが、 この4つに注意していれば、その営業マンさん・ 住宅会社さんが、「親身になってお客様のことを 考えているかどうか」ということが、簡単に判断 できるのではないでしょうか。
次回は、『②家の価格や、その他の費用について』 を、お話ししたいと思います。最後までご覧いた だき、ありがとうございました。